お金がなくなる恐怖。

私は数年前失業し、貯金を使い果たしてしまいました。
普通に生活していて使い果たしたのではなく、残っていたお金で投資を考えての結果でした。次の仕事のあてもなく、これからどうやって生活していこうか考えていた時に、投資という言葉が目に入ったのです。お金の心配をしているときに見る、魅力的な言葉の数々にワクワクしました。

 

日本は投資を行わない国として有名ですが、最近は投資を行うよう国を挙げて推進しています。本来の投資は、余剰資金で行うものだと思います。ギリギリの生活をしている状態での投資など、考えてはいけません。今になって思えば、探すのはお金を増やす魅力的な言葉ではなく、安定して収入を得られる仕事でした。
私の行った投資は、FXでした。最初は少額で、毎日の食事代を稼げるくらいになっていたのですが、欲が出てきた私は、どんどん資金をつぎ込んでいきました。お金を借りるまではいきませんでしたが、気づいた時には当時残っていた貯金を全てつぎ込んでいました。金額が多くなると、増える額も減る額も大きくなり、ギャンブルに近い感覚に陥ってしまったことを覚えています。

 

毎日取引を行うことでお金を増やそうとしたのですが、結果は、減らすだけ減らして、生活費もなくなってしまった状況でした。失業してから、人と接することが減り、刺激がなくなっていた時に、ドップリはまってしまった結果だったと思います。
生活費まで使い切ってしまった状態で我に返り、これからどうやっていこうか考えました。働けばお金になると、まずはアルバイトを探しました。アルバイトが見つかってからは、給料日までの生活費が必要です。そんな時、離れて暮らしていた親に頼ってしまいました。親は何も言わず、お願いした金額を振り込んでくれました。本当にありがたかったです。
お金を増やしたいと思いとった私の行動は、お金を減らし、なくしてしまうという結果に至りました。それまで普通に働き、毎月の給料日には決まったお金が入ってくる生活をしていたので、そこから計算し、貯金をしながら過ごしてきたのですが、いざ収入がなくなると、毎月のリズムがなくなるため、困惑してしまいました。親にお金を借りるという結果になってしまい、とても恥ずかしく、情けない状態でしたが、その経験からまた今まで以上にお金に対しての考えを持てたことは、良かったと思います。
お金が全くなくなると、目の前が真っ白になります。そんな経験は二度としたくありません。